続 胡蝶蘭物語
二度咲きしました。
思い起こせば1月、お祝いでいただ胡蝶蘭をもう一度咲かせてみたいと思ったことが始まりでした。
板付けと苔玉に仕立てた胡蝶蘭を多目的スペースに飾ってみたところ、「可愛いですね」と声をかけられ、自分のことのようで気分が良くなりました。
はじめて水をあげた時は予想以上に時間がかかり、無理かもしれないと早くも挫折の予感。
数日後には、業務に支障が出そうなので胡蝶蘭は諦めようかと思います、と相談させていただくことに。
ところが、「花が咲くところを見てみたい」「やりたいならやったらいい」と背中を押していただき、おかげで目が覚めました。
目標を見失っていました、そうです、私はもう一度花を咲かせたかったのだと。
その後、時間のかかっていた水やりも試行錯誤を重ね、短時間ですむようになっていきました。
ある日、水をあげていると、栄養剤を持ってきたので使ってくださいという方が登場。
私は一人じゃないのだとやる気が湧きました。
4月になり、大きな問題が浮上。
ゴールデンウイーク中のお世話をどうするべきか、会社に置き去りにしたらきっと弱ってしまう、難題です。
ところが、「よかったら胡蝶蘭を預からせてください」と、救世主が現れたのです。
まさか休暇中に自宅へ持ち帰り、水やりを行なってくださるとは、なんということでしょう、まさかこれは協力体制というものではないでしょうか。
5月に入ると、今度は水やりを手伝いますと助っ人が登場。新人のMKさんです、仲間が増えました。
MKさんのお力で、みるみる成長していく胡蝶蘭!
「花芽がいっぱいでたね」「今日も蕾が大きくなってるね」と連絡をいただくようになっていきました。
もう、咲かないわけがない!
そして6月、ついにランちゃんは花を咲かせたとさ、おしまい。
TH